断髪フェチ語 第一章 (4-2) 優子とXWorldへ行く。

zorba2442

守は剃の誘いを断り、優子とXWorldに向かう事にした。

XWorldでの守の種族はヒューマンだ。

守はXWorldを優子に進められて始めた、
まだ一ヶ月程の新人プレイヤー。

守はいつもXGlassを装着しているので、
いつでもログインは可能なのだが、
道端でのログインはリアルに危険が及ぶ可能性もあるので、
通常Xcafeという、XWorldにログインする人達が集まる場所でログインする。

現代で言うネットカフェに、パソコン等はなく、
リクライニングシートのみが置かれているスペースがある。

もちろん飲食も可能で、
店内にはカップラーメン、パン、カレーライス、チャーハンなどのフードメニューと、
コーラ、オレンジジュース等のソフトドリンク、
ビール、サワー等のアルコールドリンクが備えられている。

Xcafeにはソロプレイヤーシートと、
パーティプレイヤーシートがあり、
ソロプレイヤーシートは、いわゆる個室シートである。

パーティープレイヤーシートは、
円状にリクライニングしがならんでおり、
最大6人でプレイする事が可能だ。
XWorld自体もパーティーは6人までと決まっている。

守は、いつものようにソロプレイヤーシートを指定した。

適当そうな店員「お客さん、すみません、今日はソロシート(ソロプレイヤーシートの事)はあいにく満席でして。

守「そうですか、パーティシート(パーティプレイヤーシート)もいっぱいですか?」

適当そうな店員「いえ、パーティシートなら3席空いてますし、
フリープレイヤー歓迎のランプがついてますね。」

フリープレイヤー歓迎ランプとは、
人数の少ないパーティプレイヤーが、
フリープレイヤーと合席になってもかまわないというランプだ。
実際、このシステムのお陰で仲良くなり、以後、パーティを組むプレイヤー達はざらにいる。

守「じゃぁー、パーティシートでお願いします」

適当そうな店員「はい、かしこまりましたー。
P16の席でお願いします。
代金は帰りで宜しいので、ごゆっくりといってらっしゃいませ」

守はパーティシートへと向かった。

守「宜しくお願いします」
パーティシートの3人「お願いしますー!」
チラッとこっちを見て、またゲームへと戻る。
基本、パーティシートでは、軽く挨拶を交わすのが礼儀だ。
逆にそれ以上の関係はゲーム上で育むのが普通だ。

3人のうちの1人「ちょっと、さ、沙織、右ぃ〜!」

沙織と思われる人物「わかってるってぇ〜、ちょっとまってぇ〜!」

3人のうちのもう1人「流石沙織ね。」

沙織と思われる人物「えっへへぇー!」

(騒がしいプレイヤーだな〜。)

守「さて、始めるかな。
XWorld、スタート!!!!」

守の掛け声と共に、
何処からともなくメロディが聞こえてくる。
現実世界の色が少し透明がかり、身体が軽くなった感覚がある。
だんだんとメロディが大きくなり、視界にヒューマンが写り込んでくる。

守「ふぁー、この感覚、何回やっても気持ちいいなぁ〜!」

守はタマール地方、ヒルナンギス町にログインした。

守「ここはー・・・・。
あ、そうか、この間ヒルナンギスでログアウトしたんだった。
たしかー、ヒルル火山に向かうためにレベルを上げしてて眠くなって・・・・
あまり覚えてないや。
さてと、優子は~・・・・


優子「守〜!」

守「お、噂をしたらなんとやらだ」

優子「ん?なになに?なんかいった?」

守「いや、なんもいってないよ」

優子「あ、そう。
でさ、今日は〜、ちょっと面白い噂を聞いたんで守誘ったんだよねー」

守「そうなんだ。
で、面白い話って?」

優子「どうやらね、私達低レベルゾーンでも入手出来る禁断魔法があるらしいって噂だよ!
情報は完全にX社が検索出来なくしてるからねー、
確かな情報と言うわけではないんだけどね。
でも、この話は信憑性ありそうなんだよねー!
私が聞いた話によると、リアル世界の吉祥寺付近で、
謎の女子高生断髪事件が起こった見たい。
それの犯人がまだ捕まってないみたいなんだけど、
防犯カメラの映像によると、
突然女子高生の髪の毛が床に落ちていって丸坊主になるところが映っているらしいのよ。
それが不思議で、周りには誰もいなくて、
でも被害者によると、誰かに掴まれたような感覚があったらしいとか・・・・」

守「へ〜、誰もいないはずなのに、誰かにやられた感覚があるかぁー。
確かに不思議だけど、それと禁断魔法になんの関係が?」

優子「鈍いなぁ〜、守は・・・・。
だからつまり〜、なんらかの方法でリアル世界で禁断魔法を使ったんじゃないかって話だよ」

守「なんらかの方法て?」

優子「それは〜・・・・
わからない!」

守「わからんのかいっ!」

優子「でもさー、そんな事出来るとしたらXWorldくらいだし、禁断魔法とか怪しいじゃん!
ってピンっときたのよね〜ピンっと!」

守「そういうもんかね〜」

優子「いいからいいから、禁断魔法探しに行くわよ〜!」

守「あいよー、わかったよ」

守 レベル 7
hp69 mp24
職業 パンピー
魔法 ライト(光系攻撃魔法)
スキル なし
武器 パンピーソード
防具 パンピー防具一式

優子 レベル13
職業 パンピー
hp117 mp79
魔法 ケア(hp回復 50程度)
ウォーター(水系攻撃魔法)
スキル なし
武器 パンジンランス
防具 パンジン装備一式

優子「じゃー、ヒルル火山向かおうー!」

守「え、ヒルル火山かよ、早くないか・・・・」

優子「私がいるでしょ♪」

守「そ、そうですね。」

守達はヒルル火山へと向かった。

ヒルル火山には、火属性の魔物、ヒトラ、ヒヒル、ヒルスライム等が生息している。

ピカッ

ドンっ

優子「いったぁ〜い!
モンスターね!
何処よ~


ヒルスライムが現れた。

優子「なーんだ、雑魚か、
やっちゃうわ~!


ビシッバシッ!!

守達はヒルスライムを追い払った。

守「いきなり襲って来るなんて、ヒルル火山は危険だなぁ〜、怖いわ〜(汗)」

守達は襲って来るモンスターを倒しながら、奥へ奥へと向かった。

守「禁断魔法なんて、全然なさそうな気配だけど〜、何処まで行く気?」

優子「見つけるまでよ!」

守「えー・・・・」

謎の声「カエレ」

優子「ん、守なんかいった?」

守「いや、何も言ってないぞ。
てか、俺も今変な声見たいなの聞こえたような・・・・」

謎の声「カエレ」

優子「やっぱり誰かいるみたいね。
誰かいるんですかー!?


ゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!

謎の声「オマエラカ サイキン コノドウクツヲ アラスモノハ!!」

優子「いや、違います、ここへは始めてなんです・・・・」

謎の声「ウルサイ キエテモラオウ」

炎の巨人が現れた。

ドドドドドドドドドッ!

物凄い音と共に優子が突然吹き飛だされた。

優子「キャ~ッッッ!」

守「み、見えなかった、あまりのスピードに・・・・。」

炎の巨人「カエレ!!」

優子「いったいわねー!みてなさいよ~!
火は水に弱いのよ~!
ウォーター!!!」

炎の巨人の上空から水の塊が降り注ぐ。

しかし、炎の巨人は次の瞬間には水の塊から逃れていた。

優子「え、なんで!ちょっといくらなんでもこの序盤にこの強さはありえないわ!」

守「確かにおかしい。
あまりにも早すぎるんだよね、
もしかしてやつの能力は瞬間移動?


優子「ありえるわね、そうなると、禁断魔法はこいつが持ってるって事になるわね。」

守「いい事考えた。
どんな能力なのか確認してみよう。」

守は、ポケットから丸いボールを取り出し、上空に投げた。

炎の巨人「フン ソンナモノ キカンワ」

守「どうかな。」

守は炎の巨人を挑発した。

炎の巨人「コノ ナマイキナガキガー」


ゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!

守「ん、来るか!」

上空に上げたモールから、大量の水が降り注ぐ。

優子「これは!ウォーターボール!
ウォーターの魔法が込められたボール!」

守はずぶねれになった。

優子「あれ、攻撃してこない。
瞬間移動なら、攻撃して逃げればいいはずだけど、、、、もしかして違う能力!?」

守「やっぱり。
思った通りだ。
今ので確信したよ、お前の能力は、時間を止める能力だ!
そして、攻撃してこなかった事から、相手に衝撃を与える事で不都合が生じる!
例えば時が勝手に動き出すしちゃうとか。
だから、攻撃出来なかったんだ!」

炎の巨人「・・・・。
ヒューマン ノクセニ カンガスルドイヤツダ。
ダカ ソレガワカッタカラトイッテ カイヒスルスベ ハ モウアルマイ」

守「もうひとつ、攻撃の割には優子があまりダメージを受けていない。」

優子「あ、確かに。
言われてみれば。」

守「おそらく、奴の正体は別にある!
この薄暗い洞窟のなかだから気づきにくかったけど、正体をあらわせ!」

守はライトを唱えた!

ピカーッ!!!

辺りに光が灯しだした。

優子「炎の巨人が透けてる!!
本体は何処!?」

ガサガサッ!

後ろの方で何かが動く音がした。

優子と炎の巨人の本体らしきモノが目を合わせた。

炎の巨人の正体「あっ。」

優子「え、小人!?」

小人「気づかれちゃったらしょうがないなの!
に、にげ・・・・」

優子「ちょっと待ちなさい!」

優子は小人を捕まえた。

優子「さぁ、全部しゃっべってもらおうかしら!
禁断魔法の事、なぜこの世界に小人がいるのか!


小人「わ、分かったから離してなの。」

優子は小人を離した。

小人「私の名前はピク。小人族であります!
なぜ小人族がこの世界にいるかと言うと、私もあなた達と同じプレイヤーなの。
だけど、私達はX社に雇われてプレイしているプレイヤー、すなわちXプレイヤーなの!


優子「Xプレイヤー?聞いた事ないわねー!」

ピク「一般プレイヤーには知らせていない極秘事項だから、
私もなぜXプレイヤーが存在するのかは知らされてないの。

禁断魔法については、Xプレイヤー1人に付き一個設定されていて、
倒されると、倒したプレイヤーに継承する決まりになっているの。

この魔法は、ストップって言って、時間を少しの間止める事ができるの。

止まる時間はプレイヤーの潜在能力で決まるから、色々試してなの。

時間が止まってる間は激しい衝撃とか、
プレイヤー自身に危険が及ぶと自然に時が動き出すから気を付けて使ってなの。

また、禁断魔法は、現実世界でも使用できちゃうの。
くれぐれも人を傷つけるような事には使って欲しくないの。めっなの!

それでは、改めまして、
おめでとうございますなの、守さん!」

守が光りはじめた。

守は禁断魔法ストップを覚えた。

守「何も変わった感覚は無いなぁ。」

優子「試しに使ってみたら?」

守はこくりとうなづいた。

守「ストップ!!」

時が止まった。

(え、マジだ、すごいな~!
みんなかちこちになってる!
ちょっと優子をつねってみよう。)

ギューっ

(見た目はかちこちだけど、肌はやわらないなぁ!
これはすごい!
ってか、優子の肌、柔らかいなー!
少しだけ、少しだけ触っちゃおうかな〜。)

守はおもむろに髪の毛に手を伸ばした。

ッスッッ

時が動き出した。

優子「いたぁ〜い!ちょっと守何かしたでしょー!」

守「いや、何もしてないよ〜(汗」

優子「なんか痛いんですけどー!」

守「あは、あはははは」

優子「ごまかすなっ」

優子が守にチョップした。

守「ばれた?まぁ、すこしつねっただけだからー」

優子「へぇー、怪しいなぁ〜、まさかとは思うけど、エッチな事してないでしょうねー!
守、時間が動き出した時、エッチな顔してたよ!」

(あっぶねー。髪の毛触ってる所見られるとこだったー。。。
しかし、止まってる時間は、感覚的に60秒ってところかな。)

優子「さてと、目的も果たしたし、落ちますかねー!」

ピク「もしよろしければ、友達になってほしいの。
私も禁断を受け渡した時点で、普通のプレイヤーになったみたいなの。
何か困ったことがあったら言ってくださいなの、守さん、優子さん。」

優子「ピクちゃん、なにいっているの?もう私達とっくに友達よ!
だから、優子さんじゃなくて、優子でいいわよ。守も守でいいわよね!


守「うん。」

優子「宜しくねっ!」

ピク「ありがとうなの〜。
宜しくね、守、優子。」

ピクと友達申請を交わし、仲間に加わった。

ピク「あ、一つ言い忘れてた事があるの。
禁断魔法は、使用者にこのゲームを辞めた場合、使用者が亡くなった場合、使用者から、継承された場合は使えなくなってしまうの。
そのせいで、禁断魔法狙いでPK(プレイヤーキラー)してきて、脅したりして奪い取ろうという輩がいるから、使用には気を付けてなの!
特に人が大勢いる所での使用は、禁断魔法の能力者だと気づかれてしまう可能性があるの。」

守「あぁ、分かった。気を付けるよ!」

ピク「それでは、私は落ちますから、また宜しくなの。」

守「あぁ、またよろしく!」

優子「よろしくね、ピクちゃん!」

ピクがログアウトした。

優子「さて、私達も落ちようかしら。」
守「あぁ」

優子「それじゃーね、守」

優子はさっさとログアウトした。

(さて、俺も落ちて、リアルでストップ使ったみるかな)

守はログアウトし、XCafeから出た。

(さて、人か少い所でやれといっていたなー。
何処が少ないかな。とりあえず止まる時間をはからないとなー。
公園のトイレに行くか。)

守は公園のトレイに入った。

(ここならとりあえず見つかる事はないし、
試しに時を止めてみるかな)

守「ストップ!」


時が止まった。












ッスッッ

時が動き出した。


(ん〜、リアルだと10秒といったところか・・・・。
まぁ十分かな。

さ〜て〜、10秒止まるとなると〜、
やるしか無いな!!!!
断髪!!!!!!!
てかこれ最強くさいぞ!

しかして、どこでやるか!
見つかる訳にはいかないしな〜。

選択肢としては・・・・
美容室、
人通りの少ない路地、
人がわりかし少ない電車の中、
公園、
繁華街、
学校
辺りかな。
さて、どうするかな〜。)

つづく・・・・。
断髪フェチ語第一章 (5) 美容室で時を止めて無理矢理断髪へ


断髪フェチ語(ダンパツフェチガタリ) 第一章(1)へ






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